初期研修医

RESIDENT

総長・院長・プログラム責任者メッセージ

最新の病院と最高の環境で医師としての第一歩を踏み出してみませんか?

私は医療の原点は患者さんを思う「やさしさ」にあるのではないかと思います。その「やさしさ」を実際に患者さんに届けるためには、確かな知識と技術が必要ですし、なにより豊かな「人間性」が必要だと思います。特に「人間性」は一朝一夕には獲得できるものではなく、深い教養と自分自身を律する「プロフェッショナリズム」が必要となります。医師にふさわしい良識ある行動を常に心がける姿勢が「プロフェッショナリズム」です。従って研修医にとってこの二つのこと、すなわち知識・技術と人間性をどこでどのように学ぶかは、これからどのような医師になるのかを決定づける非常に重要なこととなります。そしてこの学びを第一線の病院で行うことは大きなメリットがあるのではないかと思います。実際の患者と直接向き合う学びは使命感を伴う真剣な学びとなるからです。もちろん、どのような医師を目指すかは人それぞれ異なっていると思いますが、医師としての第一歩を常に患者さんと向き合える環境で踏み出すことは、医療を理解するうえでも非常に貴重なことだと思います。患者さんと真剣に向き合うことでやりがいを感じ、自然と「知識と技術」と「プロフェッショナリズム」が身についてくると思います。
当医療センターは2022年9月に開業したピカピカの医療施設です。最新鋭の設備と防災機能を持ち、28の診療科を有する全室個室の病院として注目されています。川西市によって設置された病院ですので、地域で発生するさまざまな疾患を有する患者に対応しています。川西市民の命と健康を守るとの理念のもと、救急、産婦人科、小児科に力を入れていますが、病院は最初からフル稼働で市民の期待の大きさを実感しています。ただ、実際には多数のがん専門医消化器系や呼吸器系が広くがん診療を行っており、癌に対する診療も非常に高いレベルを誇っています。また大阪大学や兵庫医科大学から多くの専門医が派遣されており、各領域で最新の医療が行われています。また私を含む経験豊富な多くの指導医が研修医を直接指導し、医療行為をサポートします。このように、当医療センターは研修医の先生が医師としての第一歩を踏み出すには最適な環境を提供しています。是非、川西市立総合医療センターで医師としての最初の一歩を踏み出してください。

川西市立総合医療センター 総長 三輪洋人

川西市立総合医療センターはあなたの未来を応援します。

当院は2022年9月1日に新築開院しました。病院の最寄り駅へは大阪の中心梅田より阪急電車にて20分ほどで来ることができます。とても便利な立地で、病院の周囲には山々、公園があり病院の窓からは緑あふれる豊かな景色を眺めることができます。
病院周辺は「ガーデンホスピタル」と呼ばれています。視線を外に向けるだけで疲れたからだ、心が癒やされます。多くの方から“美しい” と、たくさんのお褒めのお言葉をいただいています。
新病院開院にあたり、研修環境も整いました。
一つ目として、当院での研修は少人数で行います。一人あたりの症例数・指導医数は多く、さらに、十分に手技に取り組むことができます。個人に合わせた研修内容・指導を受けることが可能です。様々な手技をご自身の手で習得できるように、特に力を入れています。
医局内に個人のスペースがあるので、落ち着いて治療計画の検討、自身の研鑽に時間を費やすことができます。また、同じスペースに上級医がいるので質問がしやすい環境です。
集中して勉強したいとき、ちょっと休憩したいときは研修医室もあるので利用してください。
二つ目として、当院は「救急科」を設けており、川西市をはじめ近隣の救急搬送を多く受け入れています。研修にはとても大切な救急診療の実際を専門医から学ぶことができます。救急室は機能的で、学んだ力を存分に発揮できる場所になっています。
検査機器も最新のもので、CT256列、MRI3テスラを導入しており、最新の画像を学ぶことができます。またAIを搭載した消化器内視鏡をはじめ、心血管撮影装置、脳血管撮影装置、手術室なども充実しています。検査スペースは広く指導医のもと、実際に内視鏡などを手にとっての研修が可能です。
働きやすい美しい環境の中で、ご自身のペースでしっかり研修したい熱意ある君たちと一緒に働けることを楽しみにしています。

川西市立総合医療センター 院長 土居貞幸

当院で他とは少し違う研修をしました、そう言えるような研修をしてもらいたいと皆さんに期待しています

当院は兵庫県の川西市に位置する405床の2次救急病院です。
2022年9月に市立川西病院と医療法人協和会協立病院が合併し開院しました。
周囲は近年、整備事業を行い大型商業施設、公的な運動施設の開発が進み、多くの市民が訪れています。大阪梅田や神戸からのアクセスも良い「阪急川西能勢口駅」からも近い場所に位置しています。
大阪都心からの交通の便も良好ですが、周囲は広く里山に囲まれた地形のふもとに立地しており、比較的高齢者の多い住宅地や大規模開発により造成されたニュータウン、さらに農業を営む山麓部に生活する高齢者などの診療を広く受け入れる地域の診療拠点となっています。
9階建ての新病院には最新の診断・検査機器を導入しました。救急科を新設し、専任スタッフにより「断らない救急」をモットーに積極的に地域の救急疾患の受け入れを行っています。このため、当院では一般的な疾患を広く網羅的に経験することが可能であり、救急疾患も豊富に経験することが可能です。

病棟はあらたな設計思想による全室個室の病床となっており感染症に対しても万全の体制での診療が可能となっています。標榜科は28科あり指導医数は33人とスタッフも充実しています。

当院の研修には特徴があります。
一つ目は、当院の初期研修医の定員は2名と少人数であることです。
少人数の研修には多人数の研修では得られない長所があります。
まず、症例の取り合いが起こらず、確実に必要とする症例の経験をすることができます。
さらに、医師とメディカルスタッフなど多くの職員に研修医として認識され、積極的にかかわれば非常に多くの学習をする環境を作ることが可能です。
二つ目は、当院では、意欲を持った診療看護師(Nurse Practitioner)が積極的に研修に関わってくれていることです。
診療看護師とは、特定行為を医師の指示のもとに行うことを認められた資格を取得した看護師です。日本ではまだ少数ですが、診療におけるフットワークの軽さや一般看護師とのコミュニケーション、医師との間を取り持つ重要な役割をになう立場にあり、今後期待されている職種です。
少人数であるからこそ、診療看護師と一緒に医師としての視点のみならず、メディカルスタッフの視点も持った医師としての成長が期待できると考えています。
当院で得た経験と学習する能力をつけた医師は生涯にわたって成長し続けることのできる人材として活躍できます。
三つめは、当院は、初期研修終了後の専門医研修にも対応し、大阪大学医学部附属病院、兵庫医科大学病院と連携したプログラムも運用しています。
診療科によっては、基幹プログラムを持ち、兵庫県の市立伊丹病院、県立西宮病院、兵庫医科大学病院、また、大阪大学医学部附属病院などの病院と連携した研修も行います。

当院の研修は本人のペースにより自由に決めていくことができます
こつこつ勉強をする時間を作ることもできますし、多忙な環境にまみれる研修も可能でしょう。
他とは異なった当院での研修を選んで研修をスタートしましょう。

川西市立総合医療センター プログラム責任者 厨子慎一郎